The King of Pop
マイケルは着飾らなくても魅力的
マザコンなんだけど、どう自分を魅せるかわかっている
客観性と未熟さ、幼児性と完璧主義
子供に客観性や完璧主義はないし、大人ならこんなに眼が澄んでいない
こういう弱さと矛盾に人が惹きつけられる
白人社会のために抑圧されていた表現欲求や
白人文化に影響を受けたコンプレックスが
爆発してマイケルを生んだ
どこをきっても絵になる、漫画のジョジョにも影響を与えた
表現したいものが泉のように次々と溢れ出てくるよう
創造のスピードと量が多すぎて、現実の供給量に間に合っていない
だから天才
マイケルは発信しっぱなし
周りの反応まで考慮しない
日本人なら相手の様子をみる
二番手でついていく
ここまで突き抜けられないし、表現欲求もない
征服する感覚もない
なので影響力もない
影響を受け取るんじゃなくて、こういう発信したいだけの人って
性的に魅力になるけど、寿命が早い感じもする
マイケルはアメリカ社会の象徴
日本と違い、ルーツを誇ると好かれないのがアメリカ文化
マイケルの場合は自分の父親を受け入れられなかった
白人になることでのルーツの否定
しかし自分のルーツを否定すると生命力が弱る
晩年のマイケルにはもう眼に力がない
痛々しさが残る
Michael Jacksonというぬいぐるみを着て生きている
観客は実際のマイケルではなくて、イコンとしてのマイケルをみている